「コンプリート・ストリート(完全なストリート)」とは、公共交通機関や個人のクルマや自転車などが移動する場所としてだけでなく、社会空間や商業空間など、道路が提供しうるすべての機能を重視した都市開発だ。人々がコーヒーを飲み、新聞を読み、噴水の脇でおしゃべりができたりする場所は、街を豊かなものにしてくれるだろう。

 人間はあまりに早いことが処理できなかったりする。セーブボタンを押したときに、最近のPCやクラウドでは0.1秒でデータがセーブできる。0.1秒の間に「セーブ中」「セーブ完了」と表示されてもユーザーには伝わらない。むしろユーザーは「これ、本当にセーブできたのかな」と不安になる。そういうとき、実際のセーブが0.1秒で終わったとしても、わざわざ0.3秒くらいかけて「セーブしています」と砂時計をくるくるまわしたり、「セーブ完了しました」という表示を出したあとに、0.5秒くらいかけてふわっと消えるような表現をすることで、ユーザーに「ああ、コンピュータはちゃんと仕事をしてるんだな」とわかってもらえる。

2005年、宮崎にイオンモールがオープンしたときのこと。イオン側としてはこのエリアの商業圏人口を50万人と計算していたが、周囲に競合店舗がないことを鑑みて70万人規模のモールを建設した(開業当時は九州最大だった)。ところがフタを開けてみればやって来た客はそれ以上で、90万人規模の商業圏として成立してしまったのだ(これによって地元の商店街がほぼ壊滅してしまったのは言うまでもない)。